【仙台】相続したマンション・戸建て・土地の不動産売却ならおまかせ!有限会社アラウズ

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仙台でマンションを売るには?初心者でも安心の売却ガイド 2025.06.24

・仙台エリアでマンションを売却したいと考えているけど相場はどのくらい?
・マンションの売却価格はいくらにすべき?
・手続きの流れを知り、スムーズに売れるコツを知りたい

仙台でマンションを売りたいと考えるなら、ご自身で売却相場を調べつつ、販売力と交渉力に長けた経験豊富な不動産会社に依頼するのがおすすめです。
仙台市の場合、中古マンションの売却価格相場はここ1〜3年、横ばいかやや下落の傾向にあります。
より高く、スムーズに売るためには実績豊富でノウハウを持った不動産会社をパートナーに選びましょう。

<この記事でわかること>
・仙台市の売却価格の相場がわかる
・仙台でマンションを売る際の流れがわかる
・スムーズにマンション売却を成功させるコツがわかる

仙台でマンションを売る前に知っておくべき予備知知識

仙台市は、東北地方の最も大きな都市になり、幅広い世代が住んでいます。

商業地としての一面も持ちながら、大学や高校の教育機関も豊富で、活気に溢れた街と言えるでしょう。

そんな仙台市でマンションの売却を検討しているなら、予備知識を身につけておくとスムーズです。

仙台市のマンションの売却相場

仙台市のマンション売却相場はどのくらいになるかを、実際に売りに出されている中古マンションの価格をもとにまとめたデータがあります。

居住区ごとに青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区の平均価格は概ね以下のとおりです。

間取り青葉区宮城野区若林区太白区泉区
1LDK1,500万円1,400万円1,300万円1,550万円1,400万円
2LDK1,800万円1,600万円1,700万円1,700万円1,700万円
3LDK2,200万円2,100万円2,200万円2,000万円1,900万円

間取りと立地だけで見ても、価格帯には1,300万円〜2,200万円の開きがあります。

高い値が付けられているのは青葉区と若林区の3LDKで、安い値が付けられているのは若林区の1LDKです。築年数や区内における立地により価格が違って当然ですから一概に上記の価格が実態を表しているとは言えませんが、概ねこのような傾向が伺われるということになります。

仙台市の売却価格の推移

次に、仙台市の中古マンションの売却価格の推移を見ていきます。

3年前の2022年、1年前の2024年、現在の2025年と比較した売却価格は以下のとおりです。

2022年2024年2025年
青葉区32万円/m²31万円/m²27万円/㎡~33万円/㎡ 
∟1,864万円 ~ 2,278万円
宮城野区29万円/m²30万円/m²25万円/㎡~31万円/㎡ 
∟1,770万円 ~ 2,164万円
若林区32万円/m²31万円/m²27万円/㎡~33万円/㎡ 
∟1,878万円 ~ 2,295万円
太白区31万円/m²28万円/m²25万円/㎡~31万円/㎡ 
∟1,733万円 ~ 2,119万円
泉区30万円/m²29万円/m²26万円/㎡~32万円/㎡ 
∟1,808万円 ~ 2,210万円

1〜3年前と比較すると、仙台市内各区の中古マンションの売却価格は、概ね横ばいか下がっているものもあるようです。

売却価格が下がる要因は、設備や立地、築年数などです。

大手企業の支店があったり人口流入数は減るどころか増えていたりするため、マンションに対する需要が減っていっている訳ではありません。

工夫次第で高値で取引できる可能性もあると考えられます。

宮城県仙台市のマンションの相場価格を調べる方法

ご自身で仙台にあるマンションの相場価格を調べる方法を紹介します。

1つは、レインズマーケットインフォメーションを使った方法で、もう1つはポータルサイトを使って調べる方法です。

レインズマーケットインフォメーションで調べる

レインズマーケットインフォメーションとは、国土交通省が運営する情報提供サイトです。

レインズは、不動産取引の個人の特定が可能な詳細情報などもセットで掲載される情報提供サイトで、宅地建物取引業の免許を持った業者しか閲覧できませんが、レインズマーケットインフォメーションは、一般の方でも閲覧でき、公にすべきでない一部の情報を省いた不動産売買の以下の情報がわかります。

・不動産の売却価格相場
・不動産が実際に取引された価格
・購入可能な不動産の在庫状況
・不動産売買の取引情報の詳細

つまり、ご自身がお住まいもしくは売ろうとしているマンションがあるエリアで、実際どのくらいの価格で不動産が取引されているかがわかるのです。

検索は、地域の詳細と専有面積、間取りと築年数で絞り込みがかけられます。ただし、レインズマーケットインフォメーションに掲載されるのはすべての不動産の情報ではありません。

あくまでも登録された不動産の情報のみが閲覧できるため、エリアすべての情報を網羅できているとは言い切れないのです。

ポータルサイトで調べる

ポータルサイトとは、不動産会社が運営する物件情報提供サイトです。不動産会社はその地域にある不動産情報に精通しており、ポータルサイトにはさまざまな物件情報が載っています。

情報量としては、レインズマーケットインフォメーションよりも多いかもしれません。

また、ポータルサイトの強みは、不動産会社による実際の取引情報が反映される点にあります。
現在の不動産取引市場のよりリアルな動向がわかるでしょう。

売却を検討する方にとっては心強い情報源となるため、複数のサイトの内容を確認しておくことがおすすめです。

仙台でマンションを売却する際の流れ

不動産を売却する流れは、ほとんどが同じような手続きを踏んで進んでいきます。

相続や離婚などによって取得した不動産を売る場合は、不動産の権利関係を明確にする必要があるため必要な手続きが追加されます。

ここではマンションの売却取引を見ていきましょう。

主な流れは4ステップ

仙台でマンションを売却する際、必要となる手続きとおおよその流れは以下のとおりです。

①不動産会社にマンションの査定を申し込む

②不動産会社を決めて媒介契約を結ぶ

③売却活動(内覧を受け付け)をおこなう

④売買契約の締結と引き渡し

不動産会社にマンションの査定を申し込む

依頼時は、問い合わせ時に簡単に出る査定よりも、実際に不動産会社の人に現地を訪れてもらう訪問調査をお願いしましょう。

物件の管理状況や周辺エリアの利便性など、多角的な要素で査定してもらえるからです。

不動産会社を決めて媒介契約を結ぶ

これにより、仲介を依頼する不動産会社を決定します。

判断基準としては、一番高い査定を出してきた不動産会社を選ぶのがおすすめですが、その査定の根拠が明確に説明されていることが大切です。単に直近の取引価格から導き出された価格ではなく、個別の要素や禁煙の取引価格の推移などから導き出されているような価格であれば信頼に足ると考えます。

査定額は売却価格を約束するものではありませんが、提示してきた金額は不動産会社が売れるであろうと見込んだ取引価格になります。

ご自身の希望される価格に近い査定額を出してきた不動産会社を選べば、理想的な価格で取引できる可能性は広がるでしょう。売却手続きのなかでも売却活動の不動産会社のサポートは重要です。

売却活動中には購入希望者からの内覧を受け付ける必要があります。

売却活動とは、実際にマンションの購入希望者に物件を見てもらい、魅力を伝える重要なプロセスです。内覧は、購入者にとって物件の第一印象を決定づける場でもあります。そのため、室内を整理整頓し、清潔感のある状態を保つことが求められます。

また、内覧の希望日時の調整や、現地案内、質疑応答など、売主だけでは対応しきれない細かな業務が発生します。不動産会社はこうした対応を代行し、物件の魅力を的確にアピールしてくれます。

加えて、内覧後に購入希望者から価格や条件の交渉が入ることがあります。こうした場面では、売主にとって不利な条件にならないよう、不動産会社が間に立って交渉をおこないます。経験豊富な担当者がいれば、円滑かつ納得感のある交渉が期待できるでしょう。

売買契約の締結から引き渡し

購入希望者との条件が整えば、次に売買契約を締結します。売買契約では、売却価格、引き渡し日、付帯設備、瑕疵担保責任の範囲など、詳細な条件を記載した契約書を作成し、双方が署名・押印します。

契約時には、重要事項説明書の読み合わせや、手付金の授受が行われます。専門的な内容が多く含まれるため、不明点があれば必ず担当者に確認しましょう。決済日には残代金の受領、登記手続き、鍵の引き渡しなどが行われ、これをもって正式な引き渡しとなります。

登記の変更手続きや税金の支払い(譲渡所得税、印紙税など)も発生するため、司法書士や税理士との連携も必要です。

これらの複雑な手続きを円滑に進めるためには、不動産会社のサポートが欠かせません。
経験豊かな担当者がいれば、手続きの漏れやトラブルのリスクを減らすことができます。

売却完了後も確定申告も忘れずに

マンションを売った際には、ほとんどの場合で所得税の確定申告が必要になると考えてください。
確定申告とは原則、譲渡所得があった場合、不動産売却によって利益を得れば必要となる手続きです。

譲渡所得は、譲渡価額から取得費と譲渡費用を差し引いた金額になります。
従って、マンションの購入費用よりも譲渡価格(売却価格)が低い場合には譲渡利益は発生しません。

ただし、所得税の控除を受けるためには確定申告の手続きが必要になります。

2024年中に取引があったとすれば、翌2025年の2月中旬〜3月中旬で受付されるので、取引が終わったタイミングによっては急いで申告請の準備をしなければなりません。必要書類も多く、不慣れな手続きになると予想されるため、手厚い対応が望める不動産会社をパートナーに選んでおくと安心です。

【注意点】仙台でスムーズにマンションを売るには?

仙台でマンションを売る際は、どのように売りに出すかが重要となります。

築年数や立地、設備などの諸条件は売主の売却努力で変えられるものではありません。
スムーズに売るには以下の5つに注意してください。

中古不動産市場が活発な時期に売る

一般的に、中古マンションを売るのに適した時期は、取引が活発におこなわれる2〜3月だといわれています。

この時期は、新生活や転勤に備えて家を探す人が多いいわゆる転出入が多い時期です。

需要があれば買い手もたくさんいるため、より売り手に好都合な条件で売れる可能性が高まるでしょう。

売却相場に近い価格で売りに出す

売却価格は、ご自身の理想よりも相場に近い価格を優先してください。

売り手の立場に立てば、なるべく購入した金額に近い金額で売りたい気持ちにもなります。

しかし、実際の取引市場では、中古マンションの売却価格は築10年でも新築の20〜30%まで落ちるのが現状です。

築12年だと30%以上、築20年なら40%以上落ちてしまうため、購入時の価格と同じかそれ以上で売れる可能性は限りなく低いと言えます。

つまり、理想的な売却価格で挑むより、現実的な相場に合わせたほうが売れるでしょう。

上記は一般的な話で、仙台の中心市街地の中古マンション価格は、投資を含めた需要増に加えて、新築マンション価格の高止まりなどもあって、立地や質が良いマンションの取引価格は購入時の価格を上回るものも多くあります。

売却を検討される方はお気軽にお問い合わせください。

売却にかかる期間目安は3~6か月

マンションをはじめ、不動産売買は売却するにあたって粘っていい期間が決まっています。

不動産売買は、売りに出してから約3〜6か月で売却できるようにしましょう。

物件の立地や条件によってはそれ以上の期間、買い手が見つかるまで粘るケースもありますが、長く売りに出しているからと言って売れるとは限りません。

むしろ、長く売りに出されているのに買い手がつかない=人気のない物件として買い手に認知されやすいため、ダラダラと売りに出すやり方は避けたほうが無難です。

事前に最低売却価格を決めておく

マンションの売却時は、売却価格に余裕を持たせて、売却する決断を下す最低ラインを決めておくことがおすすめです。

たとえば、売却時には買い手から価格交渉されるケースもあります。

こうなると、交渉すればもう少し高く売れるかも、こちらの言い値で買ってくれる買い手があらわれるかもしれないと、売るべきかの判断に迷うでしょう。

こんなときは、最低価格を決めておくと決断しやすいです。

最低価格は、本当に売りたい価格と売却相場の間で設定しておくといいでしょう。

売却後の税金の計算まで視野に入れておくと、損のない取引が可能になります。

見積り査定は複数の不動産会社に依頼する

価格の査定はなるべく複数の不動産会社に依頼し、さまざまな意見を聞くようにしましょう。

理由は、不動産会社によって査定の判断基準が異なるため、1社だけだと、その査定が高いのか安いのかがわかりません。

より納得感を持って、きちんと対応してくれる不動産会社の見極めにもつながるため、積極的に見積り査定を依頼するようにしましょう。前述しましたが、査定の根拠をきちんと確認しましょう。“さっくりこんなもの”とか“昨年同じ部屋がこの価格でとりひきされました”はやめておきましょう。

売却成功のカギは「信頼できる不動産会社」にあり

マンション売買がスムーズに進むかは、仲介を依頼する不動産会社にかかっています。

お伝えしているとおり、中古マンションの査定は不動産会社によって異なり、販売力や交渉力なども不動産会社のノウハウや実績の有無によって左右されるものです。

つまり、売却を成功させるためには実績豊富な不動産会社を選びましょう。

各士業につながりを持つ不動産会社はサポートが手厚い

不動産売買は思っている以上に手続きが大変です。

売却はもちろん、引き渡し後に確定申告する場合も出てきますが、自分一人で完璧な対応ができる方はそう多くありません。

手続きに漏れが出ないようスムーズなやり取りを希望するなら、不動産会社選びからこだわりましょう。

不動産会社によっては、各士業と深くつながりをもったところがあります。

売買の窓口である不動産会社から専門家にサポートを要請できるため、自分で探す手間がありません。

信頼して任せられる不動産会社をパートナーに選ぶと、何かと便利です。

相続や離婚時の資産整理の場合は折衷案を提案してくれる場合も

マンション売買は、シンプルにマイホームを売るケースもあれば、相続した遺産を整理したり、離婚時の財産分与が目的であったりすることもあります。

この場合、相続人全員の了解を得たり、夫婦で協議したりと手続きは煩雑になるでしょう。

売却手続きを進めながら、申請を依頼する司法書士を探したり、弁護士に間に入ってもらったりするのは手間です。

ところが、不動産会社によってはこういったケースにも対応できる場合があります。

相続人や夫婦それぞれの主張を加味したうえで、最適な売却プランを提案してくれるところであれば、任せて安心です。

経験豊富でさまざまな売却ケースを想定したノウハウを持つ不動産会社は、信頼して任せられます。

まとめ|仙台でマンションをスムーズに売るための第一歩は「相談」から

仙台でマンションを売るなら、信頼できる不動産会社を探して依頼することがおすすめです。

仙台エリア全体のマンション売却相場は、ここ1〜3年の間で横ばいかやや下落しています。前述したとおり、価格が上昇しているエリアや特定の建物もあります。

工夫次第では相場と同じかそれ以上の価格で売れる可能性があるものの、下手をすると相場よりも低い価格で売らなければなりません。

そこで重要となるのは、どの不動産会社に仲介を依頼するかになります。

販売実績が豊富で、地域(仙台)に根差した不動産会社を選べば、売却価格をいくらにするか悩まずに済みます。

もし売れにくいとなった場合でも、価格を下げるタイミングや目安を相談できるでしょう。

売り出し方もノウハウがあるため、よりスムーズな不動産取引が叶います。



監修者画像
監修者

吉田 健一(有限会社アラウズ 代表取締役)



プロフィール

宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/
相続支援コンサルタント(日管協)/不動産キャリアパーソン(全宅連)

宅地建物取引業者・賃貸住宅管理業者である有限会社アラウズの代表取締役として長年の経験を生かして土地建物の利活用の提案、
売買や賃貸住宅等の管理業務などに幅広く対応し、相続の生前対策や財産分与・処分などについて提携税理士や法律家とともに多くの相談を受けている。
また、公益社団法人宮城県宅地建物取引業協会の業務執行理事を務める。